【アイテム説明】1800年代後半頃の、フランス製の手帖/手帳です。表パネルと裏パネル、背板が、 生物素材(ボーン、プラスティックではない)の薄板で出来ており、 中に紫色のシルクモワレが貼ってあります。手帳を開くと、シルクモワレのポケット、メモ用の紙が6枚ほど、 曜日が印刷された厚紙が2枚、そのあとに メモ用の紙がさらに9枚ほどが、シルクの紐(オリジナル)で束ねられています。ヴィクトリアン(19世紀後半頃)らしい可愛いイラストにも和みます。紙と厚紙の３辺は、（防虫・日焼け防止の為に？）金が塗ってあります。ペンシルは、硬いボーン製と思います。 先端のメタル部分を回し外して、 替え芯を入れる仕組みになっています。替え芯と言っても、ボーン内部は空洞の造りではないので、 先端のメタル部分（タテ2cm）に、 短い芯を差し込んで、使用されていたようです。と言う事は、こうしたペンシル用の「替え芯」は 「2cm程度」で別売りされていたのでしょうか・・・ （芯はまだ少し残っていて、どうにかまだ書けます）ペンシルをシルクのホルダーに挿すことで、 手帳がロックされる仕組みです。生物素材の表パネルの中央には、 銀で作られた、イニシャルを刻む為の 飾り枠(カルトゥーシェ)がビスで留められています。この銀の飾り枠は、柔らかい銀でないと作れませんので、 刻印が無くても、メタルではなく、銀で間違いないと思います。 ハンドによるエングレーヴィングもされています。素材が高級な生物素材である事は、 画像をご確認下さい。独特の艶、透明と不透明のある目、彫刻によるカーブの丸み、 独特の（この場合、縦割りした薪の断面のような）年輪の様な模様、 クリーム色からやや飴色(パチネ)になっている部分などを見て頂くと、 一目瞭然です。パネルは、経年の乾燥から来る、ややソリがありますが、 手帳の美観や機能を損なっておらず、許容の範囲内と思います。パネル、背板に、ヒビや割れ、カケはありません。 飾り枠のビスからのヒビ、ヘアラインもありません。中のシルクモワレは、経年の痛みが少しあり、 ポケットの蛇腹部分に穴が見られます。しかし小さな紙きれや写真程度であれば、 そっと入れる（挟む）、くらいは出来ます。手帖は、全体的に、時代を考慮しても、 非常に良い状態を保っています。紙や紐も、オリジナルのまま、全て残っています。手帳コレクションに、ぜひ、いかがでしょうか？19世紀の手帳はだいたい形とサイズが似通っているので、 まとめて飾りやすく、 色々な素材・技法で集めると、楽しいと思います。【サイズ（約）】縦:9.6cm 横:6.5cm厚み:1.1cmから1.2cm重さ:42gお手数ですが、ブログのその他の画像は、「必ず」ご覧ください。ブログの詳細画像も商品説明の重要な一部となります。気になる箇所が御座いましたら、必ず事前にご質問をお願いします。【こちらの私のブログに、その他の画像が掲載してある事があります。 ぜひ全てご覧ください。 http://gracefulantiques.blog51.fc2.com/blog-entry-1474.html】【返品の可否】返品はです。【お取引について】「２日以内」にご連絡下さい。また「３日以内」にはご入金をお願いします。ご事情がある場合は、 なるだけ善処致しますので、取引ナビよりご連絡下さい。☆無連絡でいずれかを過ぎますと、落札者様都合による キャンセルといたします。【お願い】遠方に、老いた母が独りで暮らしております。急用で、突然留守にする事があるかもしれません。その時は、自己紹介欄に帰宅予定日を書いておきますので、ご入札前に、必ず御覧になっておいてください。東京に戻りましたら、すぐに対応致します。（入札がない時は、出品を取り消してから出かけます。）他にも、 バラエティに富んだアンティークを 色々と出品させて頂いています。是非ご覧下さい。