タヒチとフィジーの出会い。ブルーグリーンのタヒチバロック珠は1997年にタヒチで仕入れたものですが、上部が不完全な状態のため使い道がなかなか決まらず引き取り手も現れませんでした。イエローブラウンのフィジー産バロックは2006年浜揚げされたもの。訳あって僕のところにやってきました。タヒチの珠と同様不完全な真珠として長い間在庫の片隅で眠っておりました。今回たまたま在庫をひっくり返してこの2つの真珠を合わせてみたところ、びっくりするくらいぴったりと合わさったのです。違和感なくお互いの不完全な部分を消し、逆に素敵な色のコントラストでお互いを活かしあっています。まるで息の合ったコンビのような一つの立派なペンダントが誕生した瞬間でした。古くても魅力的な真珠たちが表舞台に立てるのが嬉しいポエジです。素材：黒蝶真珠（タヒチ産11mm、フィジー産10mm）、淡水真珠5mm、SV（ロジウムメッキ）長さ：３９～４３ｃｍ