大西正隆（出品者）が管球王国誌Vol.32（2004年）に発表した、KT88PPステレオ・パワーアンプ『HK-7』の出品です。本機は管球王国発表サンプル機とは異なりますが、同時期に製作したモデルです。
出品に際しまして本機の特性を測定し、製作時の初期特性を満足していることを確認しました。特性データは写真に掲載しましたのでご覧ください。
本機はKT88の他EL34、6550A、6L6GC、KT77他、多極管、ビーム管への差し替えが可能ですが、オリジナル定数での調整範囲ではバイアス調整ができない真空管もあり、より調整範囲を広げるためR31（560Ω）を固定抵抗から可変抵抗器に置き換え、より調整の幅を広げる変更を行っています。バイアス調整要綱は発表誌のコピーに記載されていますが、合わせて追記をしておきました。 本機の+B電圧は400V以下に抑えられているため、定格電圧の低い、例えばG2（スクリーングリッド）の定格430V（425V）のTELEHUNKEN EL34などビンテージ管への変更も可能です。
☆搭載真空管：下記全9本 KT88 x4・日本製 5U4GB x2・GE製 6CG7/6FQ7 x2・NEC製 12Ax7/ECC83 x1・メーカー不明（RCA？） ☆搭載トランス 出力トランス・ISO TANGO FX-40（5k） x2 電源トランス・ISO TANGO S-2302（特注） x1 チョークコイル・LC-5-250D（5H 250mA） ☆主な仕様・特性（KT88実装 スピーカー8Ω負荷 実測値） 『UL―3結』動作切り換え可能 周波数特性：10Hz -0.1dB 20kHz 0dB 100kHz -0.9dB GAIN：29.5dB（UL Position） 定格出力（ひずみ率5%）：45W 最大出力（ひずみ率10%）：50W ダンピングファクター：5.5（UL 8Ω負荷 1kHz） 付属品：電源コード（3P-3P） 管球王国発表記事コピー
動作に問題はないと思いますが、長期保管品のためNC/NRでお願いします。発送は神奈川県からクロネコヤマトの宅急便140サイズでお送りします。送料はご負担ください。よろしくお願いいたします。