仙厓・出光美術館蔵品図録・一種の目録のようなかたちで一書に纏められたことは色々の観点からして一大コレクションとしての意味をもつ/2冊

商品説明
仙厓・出光美術館蔵品図録・一種の目録のようなかたちで一書に纏められたことは色々の観点からして一大コレクションとしての意味をもつ/2冊

出光美術館の仙厓の本2冊でまとめてみました。 ゆうメール・レターパック規格外 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

出光美術館選書・仙厓 昭和41年 厚さ約2cm
仙厓・出光美術館蔵品図録 定価30000円 1988年 422P 二重箱

本書は当美術館の末松良介氏の編纂にかかる。同 氏は出光興産の店主出光佐三氏が、仙厓の遺黒の蒐 集に熱心になった頃、早くにその側近にあった人で あり、本館所蔵の仙厓の遺墨の入手の来由について は、最も事情の詳しい一人である。

今、当館にどれ だけの点数に及ぶその遺墨が所蔵されているか、そ の総てを親しく知る機会を未だもたないが、ここに その全所蔵に及ぶものが、一種の目録のようなかたちで一書に纏められたことは、色々の観点からして 一大コレクションとしての意味をもつ。殊にこのコ レクションのうちには、仙厓年譜の上に極めて重要 な資料をなすものを多く含むことは、その意味を更 に重くするものがある。

仙厓の諷刺と諧謔とをもつ遺墨は、近代になって 殊に注目され、一種の人気をもつ所以となり、世に隠れたその遺墨の発掘となった。

先年、ある人が一束に及ぶその遺墨を持参になり、 鑑定してほしいという。鑑定ということはその物に 対してよりも、所蔵する人に対してむつかしく、そ れをする任でないので一切しないことにしている。 ただ、主観的にそのものの良し悪しだけは、頼まれ れば率直にいうことにはしている。一束のその遺墨漫画にも等しいものであり、現代人に アッピールする興味を巧みに表現したものであった が、こればかりはなんとも申し上げず、御引取りを 願った。諷刺は何時の時代にも時に新鮮なものをも つ。その点、仙厓は今に生き続けているものがある といってよかろう。

お探しの方、お好きな方いかがでしょうか。

品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。外箱小傷、小汚れ。出光美術館選書・仙厓：小口シミ、背表紙上部色あせ。ご理解の上、ご入札ください。 もちろん読む分には問題ありません。202712注意事項

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