安間楽器のAantonではないかという事で譲り受けました。
自分なりに時間をかけて調べてみましたが、結果的に断定するほどの根拠を見つけられませんでした。

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたらご教授ください。

まず、この特徴あるヘッドに合致したのが、
1 ヤスマ エーアントン
2 ジャック JACK
3 S.S.S(まさかのTHREE S？)
4 大橋楽器 YOUNG 5
の4本です。

いずれも実機を手に入れ注意深く観察してみましたが、当出品ギターと完全一致するものはありませんでした。ただわかったことは、当出品ギターには明らかな違いがありました。

まず、トラ杢ヘッドですが、ここまでの激トラ杢はありません。次にボディバインディングがべっ甲のような飾りで巻かれています。(いずれも画像を確認願います。)サウンドホール周りの飾りもなかなか良い感じです。そしてサドルは何とロングサドルになっています。
雰囲気としてはやはりヤスマかな？と言う感じもしますが、S.S.Sと言うギターにも通じるところがありました。このS
.S.Sと言うギターがスリーSブランドならそれはそれでレア度アップですが。

弦高は12フレット6弦2.25mm、1弦2.0mm程度です。
(使用ゲージは10-48 3月20日新弦に交換)
ロッド左右に回ります。
ネックほぼまっすぐに見えます。

ペグは分解し、超音波洗浄後、磨きをかけ、ギア部分に潤滑油補充済み。
ペグネジ穴も一旦塞いだ後、穴を開け直しています。

ペグ精度は70年代のものとお考えください。
(ペグにはJAPANの刻印があります。)
ギヤが軽かったり重かったりする箇所があります。

チューニングが安定するまで弾き方によっては6弦がビリつきます。
ゲージを太いものにするか、ロッドでもう少し調整すれば改善するかも知れません。

サドルは削り代がほぼ残ってないのでサドルを削ってこれ以上弦高を低くするのは難しそうです。
むしろ高いサドルに変えれば6弦のビリつきも抑えられると思います。

チップボードケースに入れ、段ボールに梱包してヤマト運輸着払い発送いたします。